ABC検査とは
定期健康診断の血液検査で、胃がんのリスク検査(ABC検査)を実施していることを知っていますか?
ABC検査では、血液検査で胃粘膜の状態とピロリ菌感染の有無を確認し、胃がんリスクをA群~D群に分類します。検査の結果、BCDの判定が出た方は、必ず医療機関で精密検査を受け、医師の指示に従い治療等を受けてください。Aの判定が出た方は、今年または来年にバリウム検査を受けるか等をご検討ください。
▶胃粘膜の状態を調べる
血液中のペプシノゲンの濃度から、胃粘膜の老化度(萎縮度)を調べます。ピロリ菌感染による胃粘膜の萎縮はゆっくり進むため、この値は10年程度ほとんど変化しにくいといわれています。
▶ピロリ菌の有無を調べる
血液検査でピロリ菌に感染しているか調べます。
ピロリ菌の感染経路は完全には解明されていませんが、5歳までの幼少期にピロリ菌に汚染された食べ物や飲み水から感染すると考えられており、60歳以上の人の70%近くがピロリ菌に感染しているといわれています。
検査結果の見方
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次に該当される方は、ABC検査の結果に関係なくかかりつけ医で定期的に経過を観察してください。
- 消化器の病気ですでに治療を受けられている方
- 胃酸分泌抑制剤を服用されている方
- 胃を切除された方
- 腎不全の方
- ピロリ菌の除菌治療を受けられた方
※ピロリ菌除菌治療
ピロリ菌は胃粘膜に炎症を起こし、慢性的な胃炎は、萎縮性胃炎肩・十二指腸潰瘍、がんなどを生じやすくするといわれていますので、除菌されることをおすすめします。
医療機関で処方される内服薬で除菌することができますので、除菌については受診される医療機関の医師にご相談ください。
※健康保険が適用されますので、専門医での治療をおすすめします。
生活習慣の見直しが胃がん予防のカギ
塩分の多い食生活や喫煙は胃がんの発生リスクを高めることが知られています。
胃がん予防には、日頃の生活習慣を見直し、改善することも大切です。
●塩分を控える
塩分によって胃の粘膜が傷つくと胃がんにつながります。1日の塩分摂取は男性9.0 g、女性7.5g未満を心がけましょう。
⇒減塩のコツ
- 調味料はかけずに「つける」
- 塩のかわリに酢や香辛料、薬味をつかう
- しょうゆやみそは減塩タイプに変える
●野菜や果物をたくさんとる
野菜や果物に多く含まれる抗酸化物質ががんの発生を抑制するといわれています。
1日400g摂取するように心がけましょう。
⇒野菜や果物を400gとるコツ
- 400gの目安は野菜小鉢5皿、果物1皿
- 果物は朝にとる
- 野菜は火を通してたくさん食べる
●やっぱり、禁煙
喫煙者の胃がん発生リスクは非喫煙者に比べ約2倍。しかし、禁煙することで確実にこのリスクは低下します。今からでも遅くはありません。禁煙しませんか。
⇒禁煙のコツ
- 周囲に禁煙宣言し理解と協力を得る
- 禁煙補助薬(ニコチンパッチ・ニコチンガム・内服薬)を利用する
- 禁煙外来で医師のサポートを受ける